明治・大正・昭和初期の史書から
百年前の史書を、
原本にあたりながら読み直す。
国立国会図書館が公開する明治〜昭和前期の史書・史料集を元本に、幕末を中心とした日本史を、一文ごとに出典へたどれる形で書いています。
2027年1月10日 放送開始大河ドラマ『逆賊の幕臣』の時代を、記録で読む
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所司代の良心 ―― 安政五年九月、酒井忠義の警告書と長野義言の肉薄
安政五年(1858年)九月二十五日、京都。所司代酒井忠義の公用人三浦吉信(七兵衛)が、前内府三条実万の邸に一通の文書を持参した。堂上の各卿に回してほしい、という依頼つきである。 -



私一本立 ―― 安政五年十一月、孝明天皇の宸翰と間部の年限案
つまり、京都の首尾を喜び報せる手紙である。井伊はその朝のうちに目を通した。 -



淀の民家に戸を叩く者 ―― 安政六年正月、三条実万の落飾願と主上周辺一掃策
安政六年(1859年)正月九日の夜十時ごろ。淀の民家の戸を叩く者がいた。主は前内大臣の三条実万。前年十一月十一日からこの家に身を隠している。入って来たのは家臣の入江駿河守。「依有急事所来」、急な用があって来た、と告げた。 -



鎖国に引き戻す、という空手形 ―― 安政五年十二月三十日、間部詮勝の参内と宣達書
安政五年十二月三十日(1859年)。十月二十四日の最初の参内では、天皇に「御小恙」があるという理由で、ただ天盃を賜っただけだった。今回はちがう。 -



間部詮勝の参内と言上書付 ―― 安政五年十月、将軍宣下の前日
京都は早朝から夕立に見舞われ、雷が鳴った。巳の刻、午前十時の前になって、ようやく空が晴れた。 -



筋書の作者は浅慮でなかった ―― 安政五年六月、間部詮勝と酒井忠義の上洛決定
安政五年(1858年)六月十二日。 -



主上の寛典思召 ―― 安政六年二月、四老臣の落飾を止めようとした叡慮と所司代の拒絶
安政六年(1859年)二月二十一日。関東へ掛け合うべし、という趣きの文書である。 -



井伊側の色目鏡 ―― 安政五年十一月、水府事情探聞書と魔手が水戸に及ぶまで
安政五年(1858年)十一月。一綴りの風聞書が、井伊直弼の側に置かれていた。表題は「水府事情探聞書」。
蔵にある本
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